鬼の子と男子生徒
「ちょ!?・・・・って、あれ?」
見慣れた天井。
「・・・・夢・・・・か?」
起き上がり、辺りを見渡す。
「ん?あの扉・・・・あったっけ?」
壁にある、古びた扉。
チャリ・・・・。
「ん?なんだ?」
手の中に鍵がある。
「・・・・もしかして・・・・」
扉にある鍵穴に鍵を差し込むと、
ガチャリ。
「・・・・マジか」
キィィ・・・・。
扉の向こうに階段があった。
「・・・・マジで?」
不安と好奇心のメーターが揺れている!
「・・・・ひっく・・・・」
吹っ切れた。
好奇心が勝った。
階段を降りていった。