鬼の子と男子生徒
「・・・・『dusk』。確か、『黄昏』のハズじゃ」
「確かに、『dusk』は『黄昏』という意味だ。でも、『dusk』ってのは、平行世界の言葉の発音の近い言葉をつけただけだ。こっちの言葉だと、そうきこえるんだ。ホントは******っていうんだ」
「・・・・わからねぇ・・・・『dusk』ってしか、聞こえねぇ・・・・」
苦虫を食べたような顔をしている。
「・・・・てか、いつ、ミニ朱鬼から朱鬼になったんだ・・・・?」
「・・・・まぁ、気にすんな。それで?続きは?」
「・・・・平行世界の俺は女で、ダンスが好きで、
よく、学校に忍び込んでは踊ってた。俺は、平行世界の歪みによって出来た穴からやってきたんだ」
朱鬼は真剣に聞いている。
「・・・・俺の担当者は真白って博士。こっちの世界では黒真っつー博士だ」
朱鬼はピクリと反応した。