鬼の子と男子生徒
「「・・・・夕輝(さん)・・・・」」
ぺらっ
!!!!!!!
2人が見ていたのは、先週の小テストの結果。
「・・・・さすがにこれは・・・・」
「・・・・夕輝さん・・・・本当に大丈夫ですか?」
点数は52点。
赤点ギリギリ。
「・・・・だ、ダイジョーブ!・・・・ぅん・・・・多分」
ダラダラと流れる冷や汗。
「「「・・・・」」」
2人と目を合わせられなくなり、立ち去ろうとする。
ダッ!
「あ!待て夕輝!」
「に、逃げないでくださいよぅ!」
2人が追いかけてくる。
「誰が・・・・待つかよ!」
玄関を出て走り出す。