鬼の子と男子生徒
「あーあ。こーんなでっけーの作ってどーすんだよ。美兎」
皮肉っぽく言ってやると、
「なに?美兎の作ったものにケチ付けんの?」
海巳がとてつもなく良い笑顔で言ってきた。
「別に?なー。朱鬼」
「う、ぅん・・・・あ、あのー・・・・夕輝?」
朱鬼はしどろもどろになっている。
「なに?」
「き、キツい・・・・もうちょいゆるめて・・・・苦しい・・・・」
前言撤回。
苦しみにもだえていた。
「ご、ごめん!」
慌てて緩める。
「あ・・・・離さないんだ・・・・」
「ごめんねぇ。夕輝、可愛い子とかモノが好きなんだよねぇー。あ、同性愛者とかそーゆーのじゃないよ?そこんとこ、分かってあげてね?
朱鬼君、闇鬼君」
美兎がツラツラとナニカを語ってる。
まぁ、気にしねぇけど。