鬼の子と男子生徒
「・・・・いえ、僕はここで良いです」
「よーくーなーい!ほら!行くぞ!あ、角、隠せるか?」
「出来ますけど・・・・って、そういう問題じゃありません!」
あれ?怒った?
「迷惑じゃないんですか?」
「別に?俺、一人暮らしだし」
「僕、鬼ですよ?」
「そうだな」
「そうだなって・・・・」
朱鬼の言葉が止まった。
「言いたいことはそれだけ?はい。じゃ、行くぞ!」
グイッ。
「わっ、ち、ちょっと!」
強制的に言えに連れて行った。
(只今、六時間目)
「あ、お名前を!」
「俺?俺は黄昏!黄昏夕輝(タソガレユウキ)」
「黄昏さん!宜しくお願いします!」
朱鬼はにっこり笑った。