鬼の子と男子生徒

三分後

「またせたな」

「お、以外と早かったな」

海巳がこっちをみた。

「どうだ?」

「今んとこ、状態はさっきとあんま変わってない」

「そうか・・・・今から本治療に入る。呼吸器にこれをセットしてくれ」

さっきの水晶を渡す。

「これは?」

「朱鬼と闇鬼の力といろんな陽の気を混ぜたヤツを球状にしたやつだ」

美兎は水晶をセットした。

水晶はだんだん黒くなっていく。

「これでいいのか?」

「あぁ。後は朝。また様子を見に来よう」

二人は溜息をついた。






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