鬼の子と男子生徒

2人が食事を終えた後、俺は別室で美兎と海巳に話を聞くことにした。

「さて・・・・2人には洗いざらいしゃべって貰おうか(黒笑)」

「・・・・ふざけんのもいい加減にしたら?」

「いやぁ・・・・雰囲気ブチ壊したら話しやすいかな?と思って」

「逆に雰囲気作ってることに気が付いたら?」

「・・・・すいません」

美兎は溜息をついた。

「・・・・そんな事しなくても話すよ。フツーに」

海巳にヒソヒソと話し掛ける。

「・・・・海巳。美兎、ほんとに全部話す?」

海巳もヒソヒソと返してきた。

「大丈夫。嘘つくときの目をしてないから」

美兎の方をチラ見する。

「何よ?」

「「何も?」」






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