空を舞う桜
そう思って、葵達がいる方をみてみるとなんと人の塊。
…最悪だ…
「無視はやめてよー?遊ぼうぜ?」
「一人じゃないんで…」
「どうみても一人じゃんか!いいから来いよ」
いきなり腕を掴まれ引っ張られてた。
「…ちょっ」
やばいどうしよう…怖い。
「おい、なにやってんだよ」
そんな時、誰かの声がきこえた。
顔を上げて確認すると、雷樹くんがいた。
「なにって…ナンパだけど」
「あっそ。その女俺らのなんだわ。消えてくんね?」
「横取りかよ?誰がこんな可愛い子逃がすかよ!」