空を舞う桜



6対1。



なんて不利なんだろう。



そんなことを考えていたら拳が飛んできた。



俺はそれをひょいっとよけ、後ろに下がった。



いつも父さん…いや父親に殴られてたせいか拳が遅く感じた。



少し自信がついた俺は、高校生達に拳を向け無我夢中に殴った。



父親を殴るような気持ちで。



気づいたらみんな倒れていた。




< 161 / 246 >

この作品をシェア

pagetop