空を舞う桜




「…あ…。」




そっと、窓から外を覗いてみるともう既に葵は来ていてバイクにもたれかかったいた。




い、行かなきゃ…!





急いで階段を降り靴を履いた。



ドアを開ける前に一度深呼吸をして、ドアを開けた。





「葵…お、おはよう」




深呼吸したにも関わらず噛んでしまうあたし。



そんなあたしを見て笑う葵。





「昨日…ごめんね。混乱しちゃって飛び出したりなんかして。」



少し俯きながら言った。



「美和が大丈夫ならいいよ。でもみんな心配してたから謝っとけよ?」



「うん!」



あたしはありがとうと言う意味を込めて笑った。



< 230 / 246 >

この作品をシェア

pagetop