空を舞う桜
気づいたらもうついていた。
目の前には大きな倉庫。
「あ…の。ここは?」
「怖がらなくてもいいよ?大丈夫だから!」
「俺らは、
暴走族の関東No.1の飛龍なんだ。」
「……え」
葵たちが、暴走族。
吃驚した。
「隠してごめんな?」
葵が眉を八の字にして申し訳なさそうに言う。
でも…
「葵たちは葵たちでそうゆうのは関係ないよ」
暴走族だから逃げる軽蔑するっていうのはあたしには考えられない。
「ちょっと吃驚したけどね?」
「美和を連れてきてよかったよ。ありがとな、そう言ってくれて」
「当たり前のこと言っただけだよ」
「そうか。ちなみに俺が総長で雷樹が副総長。じゃ、はいるぞ」
へー。葵が総長…で雷樹くんが副総長か…。