空を舞う桜


ふと、我に返ると葵たちはうえにいってた。



焦ってあたしも追いかける。



ガチャ



上にあった部屋に入りみんな座った。



あたしはどうしよう。



迷っていると葵が自分の横を指してここいいよって言った。



だからあたしはそこに座った。



椅子は三人掛けのものが向かい合わせにありその間にテーブルがあってお誕生日席みたいな位置に葵の座るふたりがけの椅子がある。



「話があるんだけどいい?」



葵にそうきかれた。



「ん?いいよ」





「俺ら飛龍の…姫にならないか?」





「ひめ…?」



「あぁ。姫がいると姫を守ろうとして族が強くなるんだ。あと…いいにくいんだがさっきここにはいるところを族みられて、美和が狙われるから危ないんだ」



「お願いっ美和!」



「お願いします美和ちゃん。絶対俺らが守ります」



「頼むよ美和ー。なってくれたらキスしてあげるよ?」



「…………」



みんな……雷樹くんと翔は別として、嬉しいな。



「もちろん、いいよ。お願いしますっ」



「あぁ。改めてよろしくな!」



「お礼に約束通りキスしてあげるからこっちおいで!」



「遠慮しとくー!」



「えー遠慮しなくていいのに…」



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