空を舞う桜
下っ端
飛龍と過ごすのは楽しくて時間を忘れちゃうほど楽しかった。
梨々香とも上手くいっててもう親友って言えるほどに。
そんな毎日を送って、一週間。
今は倉庫。
「ねぇ、下っ端の子達と話してみたい!」
「あー!まだ紹介してねぇし、いい機会だな!」
「では下っ端に30分後に集まるよう伝えときますね」
「おう!頼んだ!」
やったー!
下っ端の子達と話せそうな雰囲気!
「ねぇ美和ートランプしない?」
「いいよーみんなも、やんない?」
「やってやんよ」
「いいですよ」
「おう」
「…やんねぇ」
「えー!雷樹くんやろうよ!」
「やんねぇ」
「雷樹」
葵が雷樹くんの名前を呼ぶと、
「っしかたねぇな…やってやるよ」
「え!ほんとに!じゃあババ抜きやろっか!」
あたしの意見でババ抜きをやることになった。