空を舞う桜
あたしは近くにいた茶髪の男の子に話しかけた。
「ねぇねぇ。名前なんていうの?」
「えっ俺っすか?」
男の子は吃驚した顔をしてきいてきた。
俺しかいないよ?
「そそ」
「俺は坂下太一っす!」
「太一ね。よろしくね」
「はい!よろしくお願いします!美和さん!」
「あっタメと呼び捨てでいいよ!あたしも太一って呼ぶから」
「おう!わかった」
「じゃあさみんな呼んでくれない?名前覚えたいの」
「全員のをかっ?1日ではおぼえられねぇぞ?だいたい300人くらいいるから」
「大丈夫!覚えるの得意だから!」
あたしが大丈夫といえばみんなを集める太一。