誰も知らない秘密の話
その時、私の服が替わった。
真っ黒のワンピース。
真っ黒のハイソックス。
真っ黒の靴。
長くて、真っ黒の髪の毛。
全部、ぜーんぶ真っ黒。
「さぁ!お別れの時間だよ!」
ミリアはニコッと微笑んだ。
赤少女ミリア。
彼女の合図で、お母さんの腕かとれた。
「ぎぁぁぁぁぁぁぃぁぅぃぃぃぃだぃぁぁぁぁぁぁぁ!ぁゅうゃぁあばばばば!!!」
腕が取れて、のたうち回るお母さん。
いや、お母さんじゃない。
ゴミクズだ。