誰も知らない秘密の話
四 キャハハハハ!
「わーたしはーとても暇なのー。誰も私と遊んでくれないから」
ミルアは足をブラブラさせていた。
学校の屋上。
フェンスの向こう側にミルアはいる。
パタパタパタ・・・・。
遠くから足音が聞こえる。
あぁ。来た・・・・。
遊びを・・・・くれる人が。
バンッ!
「・・・・あれ?確か、この時間に絶対いるはずなのに・・・・」
キョロキョロ辺りを見回す少女。
ミルアは屋上の扉の付いている箱みたいな所にいる。(ミルアはそう呼んでいる。)
「・・・・いない・・・・のかな?」
・・・・また女子か・・・・。
ミルアは呆れていた。