誰も知らない秘密の話
今月に入って何人目だろう。
その半数以上が女子だ。
なーんで、女子は仲良くできないかねぇ?
ミルアは溜息をつく。
「・・・・叶えて、欲しいに・・・・」
少女はしゃがみこんだ。
「もぅ・・・・嫌なの・・・・お願い・・・・叶えて・・・・」
少女は泣き出した。
・・・・ハァ・・・・だから、女子は嫌なんだよなぁ。
・・・・でも、今までとは違うみたい・・・・?
まぁ、せっかく来てくれたんだから、話ぐらいは聞いてあげよっかな。
ミルアは話し掛ける。
「ねぇ、ホントに叶えたい?」
パッと少女は顔を上げる。
「だ、誰?」
キョロキョロ辺りを見回す少女。