キミノ声を聴かせて

小刻みに震えながら
手の平のやわらかい肉に
爪が食い込んだ。



気付いたとき、
もう血が流れ出してた。


傷が深かったのかな



痛い。



でもこうしないと
「苦しい」ことが
忘れられない。




< 17 / 20 >

この作品をシェア

pagetop