鬼上司?と嘘恋から始めるスイートラブ
「美味しい。すごく美味しいですね。チョコレートが濃厚」
「だろ?これも食っていいか?」
違うケーキをフォークで突き刺して何もなかったかのようにそのまま口に入れる課長。
あたしのほうが恥ずかしくなって火照る顔に気づかれないようにケーキに夢中なふりをした。
「ごちそうさまでした。とっても美味しかったですね」
ケーキはチケットのおかげで無料。お皿の上にあったケーキは課長と二人で完食。お会計のとき、微笑ましいお二人ですねとお店の人に言われてしまった。
最初は火照っていたのに課長ってばどんどんとあたしに食べさせるんだ。これも食べてみろよなんて言うもんだからつい口をアーンと開けてしまう。
さすがにあたしから課長っていうのは出来なかったけど見られてたんだと思うと恥ずかしいな。
「で、次はどこに行くんだ?スペシャルな誕生日にしてくれるんだろ?」
駐車場に戻り、車に乗り込む。少し意地悪そうに言う課長にまさかノープランですとは言えない。
チラリと課長の方を伺うように見るとまだ外に並んでいる家族連れを食い入るように見ていた。
「だろ?これも食っていいか?」
違うケーキをフォークで突き刺して何もなかったかのようにそのまま口に入れる課長。
あたしのほうが恥ずかしくなって火照る顔に気づかれないようにケーキに夢中なふりをした。
「ごちそうさまでした。とっても美味しかったですね」
ケーキはチケットのおかげで無料。お皿の上にあったケーキは課長と二人で完食。お会計のとき、微笑ましいお二人ですねとお店の人に言われてしまった。
最初は火照っていたのに課長ってばどんどんとあたしに食べさせるんだ。これも食べてみろよなんて言うもんだからつい口をアーンと開けてしまう。
さすがにあたしから課長っていうのは出来なかったけど見られてたんだと思うと恥ずかしいな。
「で、次はどこに行くんだ?スペシャルな誕生日にしてくれるんだろ?」
駐車場に戻り、車に乗り込む。少し意地悪そうに言う課長にまさかノープランですとは言えない。
チラリと課長の方を伺うように見るとまだ外に並んでいる家族連れを食い入るように見ていた。