鬼上司?と嘘恋から始めるスイートラブ
「時田課長。最近ネクタイの趣味変わったわね。確かに前のネクタイも似合ってたけど赤と白のストライプのネクタイ。かなり素敵ってうちの課で評判よ」
「・・・知らない。勝手につけてるんだし。似合ってるかなんてわからない」
月曜日の朝、琴美と出勤すると唯野さんたちがはしゃいでいた。話を聞くと課長がイメチェンしていい色のネクタイをしてるとのこと。
どうせ、それもシズカさんからもらったに違いないと思っていたけれどそのネクタイはあたしが半泣き状態で選んで渡した誕生日プレゼントのネクタイだった。
無理矢理付けてきたんだ。姿を見ないように、声を聞かないようにするのに、他部署の女の人からネクタイ似合ってますねなんて言われたら気になって反応を見てしまう。
メガネの下の瞳は少し下がって照れ笑いして「ありがとうございます」なんて返す。あまのじゃくだな、あたし。
自分から距離を置いたくせに気になって気になってしょうがないんだもん。
「・・・知らない。勝手につけてるんだし。似合ってるかなんてわからない」
月曜日の朝、琴美と出勤すると唯野さんたちがはしゃいでいた。話を聞くと課長がイメチェンしていい色のネクタイをしてるとのこと。
どうせ、それもシズカさんからもらったに違いないと思っていたけれどそのネクタイはあたしが半泣き状態で選んで渡した誕生日プレゼントのネクタイだった。
無理矢理付けてきたんだ。姿を見ないように、声を聞かないようにするのに、他部署の女の人からネクタイ似合ってますねなんて言われたら気になって反応を見てしまう。
メガネの下の瞳は少し下がって照れ笑いして「ありがとうございます」なんて返す。あまのじゃくだな、あたし。
自分から距離を置いたくせに気になって気になってしょうがないんだもん。