鬼上司?と嘘恋から始めるスイートラブ
空っぽの宝石箱の中がキラキラの宝石で埋まっていく。ああ、この人たちがあのショコラストーンを手作業で詰めているんだ。あたしの仕事は目の前のパソコン画面の数字との戦い。
でも、それはちゃんと必要な仕事なんだ。この人たちのお給料を計算するのはあたしの仕事。ちゃんと繋がってる。
あたし、もっと自分の仕事を責任持ってやらなくちゃいけない。この人たちは失敗なんてできないんだ。詰めたものが商品になるわけだもん。
数字が苦手、嫌いなんていってる場合じゃない。
目が覚めた。
「佐伯さん、本当は種明かしはもっと後にするつもりだったんだけどね・・・」
バカ、課長のバカ。なんて不器用な人なの。なんて優しすぎる人なの。工場にいたことにしてあげると松本さんに言われあたしは急ぎ足で経理課に向かう。
松本さんから聞かされて涙が止まらなかった。ごめんなさい。避けて、逃げてばかりの弱虫なあたしでごめんなさい。
「俺、実はさ、時田課長とは顔見知りなんだ。あの人よく人のところ来て開発中のものかっさらって行ったりしてたんだけど今回は直々にお願いされた。佐伯さんをしばらくうちで預かって欲しいって」
「どういうことですか?」
でも、それはちゃんと必要な仕事なんだ。この人たちのお給料を計算するのはあたしの仕事。ちゃんと繋がってる。
あたし、もっと自分の仕事を責任持ってやらなくちゃいけない。この人たちは失敗なんてできないんだ。詰めたものが商品になるわけだもん。
数字が苦手、嫌いなんていってる場合じゃない。
目が覚めた。
「佐伯さん、本当は種明かしはもっと後にするつもりだったんだけどね・・・」
バカ、課長のバカ。なんて不器用な人なの。なんて優しすぎる人なの。工場にいたことにしてあげると松本さんに言われあたしは急ぎ足で経理課に向かう。
松本さんから聞かされて涙が止まらなかった。ごめんなさい。避けて、逃げてばかりの弱虫なあたしでごめんなさい。
「俺、実はさ、時田課長とは顔見知りなんだ。あの人よく人のところ来て開発中のものかっさらって行ったりしてたんだけど今回は直々にお願いされた。佐伯さんをしばらくうちで預かって欲しいって」
「どういうことですか?」