鬼上司?と嘘恋から始めるスイートラブ
初めてのプレゼント
戻ってきた自宅。冴子さんにお礼と報告を伝えようと思うけれどどうしても気持ちが先走る。
課長があたしを好きだなんて本当なのかな?あれ?いつもの駐車場なのにやたらと緊張する。
向かいの窓からは課長がいるかどうかは判断できない。でも、会いたいな。会って話したい。
今までは避けてたもん。オムライスだって作ってもらえて嬉しかった。合鍵だって貰えた。
それでもそのときは素直には喜べなくて課長の気持ちは静佳さんを忘れるための結婚だって決めつけてた。本当なら課長の口から聞きたかったけど『大事』とは伝えてくれた。
今度はあたしが素直になる。
携帯を手にして課長の名前を呼び出す。大きく深呼吸をして電話を掛けた。あー緊張するな。耳元に当てた携帯から聞こえる呼び出し音。出てくれるかな?
「・・・もしもし」
「あっ、課長。今どこですか?その、会いたいなと思って」
直球ストレートな言葉が自分の口から出て慌てて訂正する。
今から買い物に行こうと思うので家にいるなら出てきませんか?携帯の向こうからはクスクスと聞こえる笑い声。
「ほんと、休日まで俺を課長にさせんの?うん、俺も暇してたし、お前と話したかったから車で待ってて」
課長があたしを好きだなんて本当なのかな?あれ?いつもの駐車場なのにやたらと緊張する。
向かいの窓からは課長がいるかどうかは判断できない。でも、会いたいな。会って話したい。
今までは避けてたもん。オムライスだって作ってもらえて嬉しかった。合鍵だって貰えた。
それでもそのときは素直には喜べなくて課長の気持ちは静佳さんを忘れるための結婚だって決めつけてた。本当なら課長の口から聞きたかったけど『大事』とは伝えてくれた。
今度はあたしが素直になる。
携帯を手にして課長の名前を呼び出す。大きく深呼吸をして電話を掛けた。あー緊張するな。耳元に当てた携帯から聞こえる呼び出し音。出てくれるかな?
「・・・もしもし」
「あっ、課長。今どこですか?その、会いたいなと思って」
直球ストレートな言葉が自分の口から出て慌てて訂正する。
今から買い物に行こうと思うので家にいるなら出てきませんか?携帯の向こうからはクスクスと聞こえる笑い声。
「ほんと、休日まで俺を課長にさせんの?うん、俺も暇してたし、お前と話したかったから車で待ってて」