鬼上司?と嘘恋から始めるスイートラブ
「これにしたのか。じゃあ買うから貸して」
結局手に取ったのはフラミンゴピンクと書かれた鮮やかなピンク色の口紅。なんだか可愛らしくていいなって。静佳さんと比べても仕方ない。
だったら課長があたしの前で自分らしくいてくれるようにあたしも飾らず可愛いと思ったものを付けようって。
なんだか新しい口紅ってウキウキする。そう思いながら手に取った口紅をレジに持っていこうとするとあっと言う間に課長があたしの手からそれを取ってレジに持って行ってしまった。
「ちょ、か、買います。買いますから課長」
「課長?」
「ゆ、悠貴さん、買います」
課長と呼ぶと睨まれた。久しぶりな課長の睨みについすごんでしまい、名前を呼び直したのに何も言わず課長はあたしの手をはねてお金を払った。
そのまま口紅をあたしに渡してスタスタと歩き出す課長を追いかける。
「あの、お金・・・」
「選ぶことはできないけど買うことなら俺でも出来るから。それに俺はお前にたくさんネクタイ貰ったしな」
「それは誕生日だから・・・」
「じゃそれは去年の誕生日プレゼントとして受け取ってくれたらいいよ。今年はまだだろうからさ」
「で、でも・・・」
「付けてこれば?俺はおばちゃんに持ってく手土産でも選んでるからさ」
結局手に取ったのはフラミンゴピンクと書かれた鮮やかなピンク色の口紅。なんだか可愛らしくていいなって。静佳さんと比べても仕方ない。
だったら課長があたしの前で自分らしくいてくれるようにあたしも飾らず可愛いと思ったものを付けようって。
なんだか新しい口紅ってウキウキする。そう思いながら手に取った口紅をレジに持っていこうとするとあっと言う間に課長があたしの手からそれを取ってレジに持って行ってしまった。
「ちょ、か、買います。買いますから課長」
「課長?」
「ゆ、悠貴さん、買います」
課長と呼ぶと睨まれた。久しぶりな課長の睨みについすごんでしまい、名前を呼び直したのに何も言わず課長はあたしの手をはねてお金を払った。
そのまま口紅をあたしに渡してスタスタと歩き出す課長を追いかける。
「あの、お金・・・」
「選ぶことはできないけど買うことなら俺でも出来るから。それに俺はお前にたくさんネクタイ貰ったしな」
「それは誕生日だから・・・」
「じゃそれは去年の誕生日プレゼントとして受け取ってくれたらいいよ。今年はまだだろうからさ」
「で、でも・・・」
「付けてこれば?俺はおばちゃんに持ってく手土産でも選んでるからさ」