鬼上司?と嘘恋から始めるスイートラブ
メガネの奥の彼の秘密
目の前で目を丸くする課長。やっぱり不謹慎だと思われたよね。いくらなんでもこんなの。それにこんな話、もし誰かに聞かれたら課長が悪く思われてしまうかもしれない。
「あ、あの、す、すいません。い、今のは・・・」
「いつ?」
「えっ?あ、今週の土曜日です」
「今週か。夜からなら大丈夫」
優しく微笑んでくれた。それだけで不謹慎だと思ったことも、さっきまでのヤキモチも一瞬で消えてしまう。口の中で広がるミントチョコの味と甘い課長の魔法で。
「顔色マシになってきたな。先に上がってるから佐伯は体調良くなったら上がっておいで。夏祭りのことは唯野さんや比嘉さんにも聞いておいてくれると助かる」
えっ?課長、勘違いしてる。唯野さんたちも一緒だと思っているんだ。違う。二人なのに。二人で行きたいのに。
でもそれを言って、嫌な顔をされたらどうしよう、二人なら断られたらどうしよう。頭を過ったマイナス思考。ダメだ、せっかく『宿題』出来たんだからやっぱり二人でって伝えたい。
「課長!あの・・・二人で行きませんか?」
「あ、あの、す、すいません。い、今のは・・・」
「いつ?」
「えっ?あ、今週の土曜日です」
「今週か。夜からなら大丈夫」
優しく微笑んでくれた。それだけで不謹慎だと思ったことも、さっきまでのヤキモチも一瞬で消えてしまう。口の中で広がるミントチョコの味と甘い課長の魔法で。
「顔色マシになってきたな。先に上がってるから佐伯は体調良くなったら上がっておいで。夏祭りのことは唯野さんや比嘉さんにも聞いておいてくれると助かる」
えっ?課長、勘違いしてる。唯野さんたちも一緒だと思っているんだ。違う。二人なのに。二人で行きたいのに。
でもそれを言って、嫌な顔をされたらどうしよう、二人なら断られたらどうしよう。頭を過ったマイナス思考。ダメだ、せっかく『宿題』出来たんだからやっぱり二人でって伝えたい。
「課長!あの・・・二人で行きませんか?」