恋しくて、哀しくて
④
お互いの愛を確かめ合った後、謙一さんは私の隣ですぅすぅと気持ち良さそうに寝息をたてた。
これは、付き合っている時からそうだった。愛を確かめ合うと安心するのか、疲れるのか、すぐに眠ってしまうのだ。
こうして私は、いつも取り残された気分になった。愛し合う時間は好きだけれど、終わったとたん虚しさに襲われるから嫌だった。
でも今さらそんなこと…謙一さんにも、他の誰かにも話せなかった。
謙一さんの寝息を聞きながら、ぼんやりと天井を眺めていると、暗がりにグリーンのランプが点滅した。
携帯の、メール受信を知らせるランプだ。
これは、付き合っている時からそうだった。愛を確かめ合うと安心するのか、疲れるのか、すぐに眠ってしまうのだ。
こうして私は、いつも取り残された気分になった。愛し合う時間は好きだけれど、終わったとたん虚しさに襲われるから嫌だった。
でも今さらそんなこと…謙一さんにも、他の誰かにも話せなかった。
謙一さんの寝息を聞きながら、ぼんやりと天井を眺めていると、暗がりにグリーンのランプが点滅した。
携帯の、メール受信を知らせるランプだ。