恋しくて、哀しくて
圭太くんと別れて、私はそのまま幼稚園に向かった。



学の顔を見ると、罪悪感からか、心がチクンと痛んだ。



そして、いつものように電車の見える場所で、1時間くらいぼんやりと電車を眺めていた。



この胸の高鳴りをリセットするのに、ちょうど良い時間となった。



家に帰ると、いつもの私が戻っていた。謙一さんが帰ってきてからも、私は、いつも通り振る舞うことができた。
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