桜の木下の王子様
しもべ
次の日言われた通り約束の時間に綺麗な桜の木下に行った、そこにはもぅすでにあいつが待っていた。

「・・・・・・・」

「あいさつくらいしろよ」

「おはようございます」

「んだよかんじわりぃ」

「で・・私は何をすればよろしいんですか?」

「俺を学校の前まで送る、行き帰りねw」

「えぇ!帰りも!?朝だけでしょ!!」

「だれが朝さだけだつった?」

はぁー?ウザけんナぁーーーーーーーーーーーーーー昨日言っただろうが!!!
・・・・・って私は言葉にも出せず・・・

「あんたを行き帰り送ればいいんでしょ?わかりました。」

「…あのさぁあんたって言うのやめてくんない?気分悪くなる…竜で良いから、後そのそっけない喋り方も。」

「わかりました!!またく注文が多いんだから」

何度か送ってるうちに私はあいつの事を竜、竜はあたしの事を千里って呼ぶようになった。
でも、いつも花を持って学校の中へ消えていく竜を見ていると心が苦しい・・・

私は多分あのぶつかったとき。。いや、きっと初めて見たときから竜に恋をしていたんだ…そう私は竜に一目惚れしたんだ…

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