オタク彼氏に困っています。
そんなことを思いながらも、梨本さんのサラサラで艶やかな髪を手際よくツインテールにしていく。
困らせてたいけど、早く、ぎゅーって抱き締めたい。
「......」
高めの位置でツインテール。
完璧だ。
三次元まーさんがこの地上に舞い降りた!!
「ああ、まーちん!!」
「うっうわ!!?上原くん!!?」
我慢の限界に達した俺は後ろからぎゅーって梨本さんを思いっきり抱き締めた。
いきなり俺の腕の中に閉じ込められた梨本さんはあたふたしていて大変可愛らしい。