オタク彼氏に困っています。
「梨本!!おい!!聞いてんのか!!?な・し・も・と!!」
「はっはい!!?」
いきなり大きな声で先生に呼ばれて我に帰る。
うぅ、上原くんに気を取られすぎで先生に呼ばれてるの気づかなかった!!
「先生、さっき上原を見習えって言ったばっかだよなぁ〜?」
先生はどす黒いオーラを出し、鬼の形相で私を睨む。
ヒィィィィィッ
怖いんですけど!!
「よーし。この際だから言いたいこと全部言ってやる。梨本、お前はいつもいつもな....」
鬼へと化した先生が涙目の私に始めたのは説教。
授業終了まで残り、20分。
その全ての時間が私の説教タイムに費やされ、授業は丸々潰れることになったのだった。