オタク彼氏に困っています。








「やっやめてください!!」






梨本さんの切羽詰まった声を聞いて我に返る。





どーしたんだろ。





そう思って梨本さんの方を見た時、俺の謎の病はピークに達した。







「いいじゃん、ねぇ?」





「サービスしてよぉ?メイドさん?」







二人組の男に両腕を掴まれ、身動きがとれない様子の梨本さん。





一人は梨本さんの柔らかい二の腕を。


一人は梨本さんの細い手首を。






ああ、何これ。


イライラする。












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