オタク彼氏に困っています。







「......っ」






うぅ...恥ずかしい。





恥ずかしいのに。






その笑顔があまりにも綺麗で、何よりもかっこよくて目をそらすことができない。





本当、私はかなりの重症だ。


上原くんのことが好きすぎる。




好きすぎて上原くんのお願いだったら何でも聞いてしまう。





「梨本さん」





恥ずかしくて顔を真っ赤にする私の名前を呼び、舞台に手をつくと、華麗にジャンプしてあまりにも涼しげに舞台の上にあがる上原くん。







美少年で、頭もよくて、さらには高い舞台に涼しげにあがってしまう身体能力。



さすが上原くん。


オタクってとこ以外相変わらず完璧すぎる。


















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