オタク彼氏に困っています。
Story4〜オタク彼氏と素敵なバレンタイン?〜
手作りじゃないと受け付けません
「手作りじゃないと嫌」
「......」
まーちんコスプレ大会から数日。
まーちんコスプレ大会でやっぱり優勝した私には次のイベントが待っていた。
そう、それは女の子が想い人にチョコレートを贈るという恋する乙女必見のビックイベント。
バレンタインデーだ。
明日のバレンタインの為に放課後、上原くんと別れたあと、ケーキ屋さんに素敵なチョコレートを求めてやって来た私。
どのチョコレートをあげようかと一人で悩んでいると、なぜか先ほど別れたはずの上原くんの声が後ろから聞こえてきたため私はフリーズしていた。