オタク彼氏に困っています。







「そう....」





ゾクッ





「....っ!!?」





一言だけ無表情にそう言った上原くんに何だか寒気を感じて自分の両肩を抱く。




え?


本日二回目の超不機嫌タイムスタート?



何で?





「じゃあ、行こうか。梨本さん」




「え、あ、うん。またあとでね上原くん」






黒沢くんに声をかけられてはっと我に返った私はとりあえず上原くんに手を振って上原くんに背を向けた。



最後に見た上原くんもやっぱり無表情だが、不機嫌だったのは言うまでもない。











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