オタク彼氏に困っています。







「ねぇ、梨本さん」






「何でしょーか」







あんなに暴れたのに未だ上原くんの太ももの上に強制的に座らせられて不機嫌な私にポーカーフェイスで声をかける上原くん。




毎回思うけど、こんな細い腕のどこからこんな強い力が出るのだろうか。

私の方が強そうな腕しているのにな。







「今週の日曜日、俺ん家に遊びに来ない?」






「.....え!!?」







ポーカーフェイスの彼のお誘い。

それは初めてのお誘いで私は驚いた。





お家デートってことですか!!?













< 9 / 198 >

この作品をシェア

pagetop