オタク彼氏に困っています。







「.......っ」





私の鞄だ。


予想外の展開すぎて声も出ない。




全く気がつかなかった。


黒沢くんが隠すのが上手なのか、はたまた、私がただのバカなのか。




どちらにせよ、私が思うことは一つだけ。





「うっ奪うって私の鞄を?」




「んーん」






私の質問に爽やかににっこり笑い、黒沢くんはこう続けた。






「上原くんにあげる予定だったチョコを上原くん本人の前で」
















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