始めての恋は、あなたと。



「意味わかんねぇって!!
ちゃんと答えろよ」

そういって強く掴まれる手首。

『離して、痛い』

「離してほしいなら、答えろ」

『だから、遥がイケメンだから
優しいから、遥がクラスに来ると
私が変な目で見られんの!私と遥が
ふさわしくないって目!』


「お前さ、俺とのことそんなんもんで
考えてたの?」


『は?』


「もういい。俺今日帰んねぇから。」


そういった遥は、

一人でさっさと歩いて行った。






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