始めての恋は、あなたと。
『いたたっ』
私は、尻餅をついて
上を見上げた。
「ははっ!!うけるわーっ!」
由美?
『すみません。ぶつかって。』
数日前にきたというのにもう
友達が出来ている由美は
リーダー的存在を保っている。
「どけ。」
そういった由美は私をけった。
こけたときに、携帯が落ちたため
拾おうとした。
「はっ、これも壊さないと
だめだよね?だって私の足傷ついたし」
そう言って私の愛する携帯を
ふんずけた。
私は、キレるよね。あたりまえだ。
そろそろ、限界だ。
『お前、今なにを壊した?』
そう言ったら由美は
歩くのをやめて「は?」そう言って
笑った。