始めての恋は、あなたと。
貧血
目を開けてみると…
ん…?保健室?
『…わぁ!!!慎吾さん!?』
ベッドで寝ていた私は、
少し顔を横にずらしたら慎吾さんが
目に入った。
「んっ…起きた…??」
『は、はいっ!!すみません!』
「よかった。。えっと…俺
由美のいとこの僕も一緒の18歳。
高3です。。」
『色々とありがとうございます。。』
「いやいやっ!それより…
大丈夫なのかよ?あんなこと…
言われてたし…?」
『あーっ、いいんです。。
私も私で、性格ブスで…ただの
八方美人で…猫被り野郎です…。』
「でも…今回は遥と由美の方が…
悪いだろ…」
『悪く…ないんです。私が全部
悪いから…だから…家を…』
誰もが、家を出て行くと考えただろう。
「出てく!?行く当てなんてねぇだろ!おれんちくるか?」
『は?私は家を出て行くなんて
言ってません。出てって''もらう''です』
「んだよ…性格悪いな」
そういって慎吾さんは笑った。