白雪王子様。


「あの…。」
「ん…っ?出来たのか?」
「は、はい。テーブルに並べてます」


白井さんはダルそうに立ち上がると食卓のテーブルについた。

静かに手を合わせ私が作った肉じゃがを口に運んだ。


「薄い」
「え?」
「味薄い。もっと濃ゆく。」
「すみません…」


薄いと言われましましても…昨日会ったばかりの人の好みなんて分からないよ。


「でも美味い」




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