白雪王子様。
ペチンッ
「きゃっ!!」
「やっと起きたか」
「し、しししし白井さん!?」
「電話にも出ない、メールの返事も返さない。何をしてるかと思えば…」
「す、すみません!!気づかなくて…」
「…お前」
「え?」
白井さんの白くて長い指先が私の額に触れた。
「風邪か?」
「は、はい…実はインフルエンザに…」
「インフルエンザ?そうか…」
「白井さん?」
「大人しく寝てろ」
そういうと白井さんは部屋から出て行った。
な、何しに来たんだろう…。
ってか…白井さんなんで私の家知ってるの!?
「あ、薬飲まなきゃ…」
ふと思いつき、私はベットから抜け出し台所へ向かった。
薬…薬どこだっけ……
ヤバイ…凄い立ち眩み
免疫力が落ちてるのかな…
これからは食生活
気お付けなきゃ……
そこで私の意識は途切れた。