白雪王子様。
に。
次の日、私は白井さんに呼び出された。
「あの…何をするんですか」
「…」
ガン無視?
声を掛けても相手にもしてくれない。
「あ、あの…」
「五月蠅い、集中してるんだけど」
「スミマセン」
私は俯いたまま考える。
私、何のためにここにいるの?
昨日と同じ紅茶も喉を通らない。
「…」
「…」
シーンとした空気が私の締め付ける。
き、気まずい…
「おい」
「は、はい!!」
突然の事で声が上ずった。
「…ご飯作れ」
「え」
「聞こえなかったのか?ご飯をつくれ」
「あ、あの…」
「つべこべいうな、作れ」
「は、はい!!」
私は急いで立ち上がりキッチンへ向かう。
そして転んだ。