白雪王子様。
作れとは言われたものの…具体的にどんなものが食べたいんだろう。
「あの、白雪さん……あ!」
「あ″?お前、今…白雪って」
「す、すみません!!」
「…チッ、で?何」
「ど、どのような料理がいいのか…具体的にありますか?」
「……冷蔵庫にあるものでなんか作れ」
き、鬼畜すぎる…。
一先ず冷蔵庫をみると…
ある程度材料はそろっていた。
てゆうか…この材料、肉じゃがの材料?
白滝に、牛肉、玉ねぎにじゃがいも…
肉じゃが以外作れないよね…
私は慣れた手つきで料理を始めた。
カリカリカリ…
コンコンコン
材料を切る音と、鉛筆を走らせている音だけが部屋に響き渡る。
白雪さ…じゃなくて、白井さんってパソコン使用しないんだ。
そんな事を思いながら料理を進めていく。