やばい、可愛すぎ。


結局、放心状態の白井は朝ごはんを作った後、

「翔太を幼稚園に送って行かなくちゃならないから、先にいって!」


と、俺はそそくさと家を後にした。



学校へ向かうと、ニヤニヤした顔の高梨が教室で待ち構えていた。


うざ。

と、心の中でつぶやきながら、高梨に話しかけられる前に

さっさと廊下側の後ろから2番目、自分の席に座る。


そうすると、


「やーやーちょっと無視は厳しくないかね、皐月くん」


と、ずうずうしく前の席に座って、話しかけてきやがる。



「何」


「何ってもーそんなの私の口から言わせないでくださいよぉ、

 どうなんですか、同棲生活は!」


「うざ」


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