やばい、可愛すぎ。
学園祭がやってきた
そのあと、付き合ったことをミナセクンに伝えると、
「ったくこんなことすんのこれで最後だから」
と睨みつけられ、
高梨に伝えると、
「えっオマエらまだ付き合ってなかったの?」
と驚かれた。
ゆりに関しては、しばらく俺のアホな勘違いがツボに入ったらしく、
家ですれ違うたびに無表情で歩くものの、肩が震えていたりしていたけれど。
そして、期末テスト、ゆりとミナセクンの尽力あって、高梨は赤点追試免れて、平均点50点と人生最高得点を更新したと、教室に言いまわっていた。
ゆりは、あれだけ人の勉強を手伝っておきながら、2位であるミナセクンと50以上の差をつけて、ぶっちぎりの1位。
喜びよりも安心といった感じで、期末テストは幕を閉じた。
そして───7月の中間、学校は学園祭モードに切り替わっていた。