海辺の元で
「おぉ、ありがと!」

時計の針は深夜3時近かった。

「ねえ、純平?」

「ん?」
どうした?という顔があった。

来年、私も純平も 海辺のレストランで働かないかも知れない。

急に、変な寂しさに襲われた。

「なんだ?」

言おうとした言葉が分からなくて、私は違うことを口にした。

「明日、何時に出るの?」
「そうだなぁ、俺もあさってから仕事だから、色々やること残ってるし、出来れば8時くらいには出るって、おばさんには言ってある」

「そう。」

「見送りは良いからな!雪乃も疲れてるんだし、明日から学校…って!!!もう、こんな時間か!ごめんな。早く寝ろ!」

「見送りはするよ」

「大丈夫よ!」

「なに強気になってんだ?」
そんな雪乃をちょっと面白く思った。

「わかったから、もう、寝ろ!なっ?おやすみ」

「うん、おやすみ」

とても、なんだか変。

寂しい。おかしい… 相当疲れてるんだなぁ、私。

そう思いながらベットに入った。
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