届かないラブレター
「そ、そんなに言うんだったら許してあげても...ぃ..いよ」
すると、
隼人君の顔が一気に明るくなった。
「よっしゃぁぁ、ありがとう奈子!ニコッ」
く、悔しいけどやっぱりかっこいい。
黙っとけば完璧なのに。
ずるいなぁー。
男子のくせにまつげ長いし、鼻も高いし、背も高いし、足長いし、顔ちっちゃいし。
言い出したらきりがない。
.......って私は変態か!!
危ない危ない。
そっち系の人間になるところだった。
「お前俺の顔ばっか見てるけど、何かついてる?」
「へっ?」
あちゃー、見とれすぎてた。