届かないラブレター
「そんなことより、隼人君がそんな性格だったなんてちょっとがっかり。まぁ、あたしには優がいるけど♪」
「「リア充め~!」」
私と留美か声を揃えて言う。
「留美は面白い子だし、男子と仲良いからすぐに彼氏できるよ!」
........あの~
「私は?」
「奈子は…隼人君とでも仲良くしとき!」
「さ~な~!!」
私は頬を膨らませて怒りを表す。
本当に怒ってる訳じゃないんだけど。
これが私たちの恒例行事だから…笑
「あっ!いけない。今から優との約束があるんだった!おさきに失礼♪」
そうか、今日の授業は午前で終わりだった!
確か職員会議かなんかだったような…
「うちも今日、用事あるから帰るね!荷物運び頑張って!」
留美も帰っちゃうのかー
って、荷物運びのこと忘れてたよー!
私は重い足どりで、職員室へ向かった。