届かないラブレター


やべぇって。



大袈裟かもしれないが、彼女の笑顔はまるで天使のようだった。



しかも、そんな素直にお礼なんか言われると…



「…さま………お客様!」



この時すでに、俺は奈子にはまっていた。



「あ、すいません」



「こちらお釣りとレシートになります」



店員からお釣りとレシートをうけとると、俺たちは店をあとにした。



外は結構暗くなっていて、女子を1人で帰らせるわけにはいかないと思った。


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