届かないラブレター
「隼人~」
私は小声で隼人を呼び、手紙を投げた。
「ん、おっけ。これ皆に回せばいい?」
「うん、よろしくね」
はぁ~…
授業が長い!!
そう思ってると…
ーーーーーキーンコーンカーンコーン
やっと終わった。
疲れたし、ちょっと寝よっかな。
授業中は寝ないようにしなきゃダメだからね。
授業中に寝ないとか、私って優等生?笑
そんなことを考えて、寝ようとしてると
「相原さん、ちょっといいかな?」
廊下から見たことのない男子生徒から声をかけられた。
初めて見る顔だから、先輩か後輩だよね。
呼び出されたってことは…
私なにかしちゃったのかな!?
どーしよ。