届かないラブレター
突然の転入生
「転入生?この中途半端なときにー?」
「スタイルいいー!モデルー?」
「どこから来たのー?」
生徒が様々な声をあげる。
でも、私には周りの声なんて聞こえない。
一瞬にして、彼に目を奪われた。
だって、
「か、かっこいい」
彼の立っている場所にだけ日が差しているようだ。
私には輝いてみえる。
「めっちゃイケメンだねー、奈子のタイプってああゆう人?」
「.....」
「奈子ー?おーい、奈子ーーー!」
私は留美の声も聞こえないくらい
彼に見とれていた。
「静かにー、じゃあ隼人、自己紹介しろ」
「はい、今日からこのクラスでお世話になる杉山隼人です。よろしく!ニコッ」
ドッキューン
私のハートは彼に撃ち抜かれました。
☆Happy end☆
じゃなくてー、かっこよすぎるよー!
教室には、
「きゃーーーーー、かっこいいー///」
女子の黄色い声が響いている。